大人へ、未来に一番近い今へ

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「ごちそーさま。んじゃそろそろ上がるな、」 「うん、お疲れ様。明日もよろしくね」 「まかせてよ塾長」 よいせと若さのかけらもない掛け声で立ち上がった裕司朗を見送るために玄関まで付き添うと。 「…髪、伸びたよな」 「え」 靴を履きながら脈絡もなく裕司朗が言う。
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