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「きゃああぁぁー」
マリアは悲鳴を上げるがエルは動じずに‘リヴァイアサン’の能力で水の膜を形成し瓦礫を防いだ。そこに身長3mを超えようかという偉丈夫が瓦礫を乗り越え入ってきた。
「おれの仲間を殺したのは、おまえか?」
「だったらどうする?」
「こうするんだよ!」
突然、偉丈夫がその体格からは想像できないほどの速度で突進してきた。
その突進を難なく避けるエル。
「この威力とスピード、悪魔憑き…ゴーレムか、ガーゴイルあたりかな?」
男は、下品な笑みを顔に貼り付け、「いいや、‘レギオン’だ」
「っ!!…マリア!逃げるぞ!!」
言うが速いか、エルはマリアに向かって走り出し、マリアを抱きしめると同時に‘リヴァイアサン’の能力を解き放った。
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