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「さて、ここまで来ればひとまず大丈夫だろう。しかし、どんな組織に追われているのやら、この譲さんは…。 まあ、契約すると言うし、仕事はキッチリしましょう。まずは…」
と、エルはポケットから、犬笛を出し吹いた。すると、
「こら、グラシャラボラス!!いきなりどうした?こんなとこまで引っ張ってきて!!」
右腕に犬の上半身の少年がその右腕に引っ張られるような形で現れた。
「よう!久しぶりだな。クリス。早速だが力を貸してくれ。」
「エル、お前か…俺の力を借りるなんて、いったいどんなへまをした?それに、その腕…」
エルの腕は、悪魔化の反動でまだ右腕がドラゴンのままだった。
「お前が禁じ手を使うなんて、相手はどんな化け物だ?」
「いや、相手は、レギオンで普通ならどうってことないんだが…今回は、このお荷物があってな。」
と、マリアを指しながら言う。
「で、アソコまで頼む。」
「分かったよ…」
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