1話

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少年は、吹き飛ばした男を見てとんでもないことを言い放った。 「おっさん、ちゃんと前見てないといけないじゃないか!」 いや、それあんたが言うことじゃない… 私が呆気にとられているうちに、残りの賊が追いつき取り囲まれてしまった。 「なあ、そこのねぇちゃん」 「なによ」 「こいつら、あんたのお友達?だったら人付き合いを考えたほうがいいよ?」 「なわけないでしょうが!!あんたの脳は腐ってるの!?」 「そんなに怒るなよ~。ちょっとからかっただけだろ~」 と喧嘩(?)をしていると賊の一人が、出てきて 「おい小僧、そこの娘をおとなしく渡すのであれば危害は加えない」 と言った。 「何?あんた、どこぞのお嬢様なわけ?」 「いいえ、私悪魔憑きなの…こいつらは、人さらい。」 「なんだ、同族か…。なら、助けるとしますか!」 「え!!」 「いくぞ、出番だぞ、力を貸せ」 そのあと彼は信じられない名を口にした。 「‘リヴァイアサン’」
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