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少年は、吹き飛ばした男を見てとんでもないことを言い放った。
「おっさん、ちゃんと前見てないといけないじゃないか!」
いや、それあんたが言うことじゃない…
私が呆気にとられているうちに、残りの賊が追いつき取り囲まれてしまった。
「なあ、そこのねぇちゃん」
「なによ」
「こいつら、あんたのお友達?だったら人付き合いを考えたほうがいいよ?」
「なわけないでしょうが!!あんたの脳は腐ってるの!?」
「そんなに怒るなよ~。ちょっとからかっただけだろ~」
と喧嘩(?)をしていると賊の一人が、出てきて
「おい小僧、そこの娘をおとなしく渡すのであれば危害は加えない」
と言った。
「何?あんた、どこぞのお嬢様なわけ?」
「いいえ、私悪魔憑きなの…こいつらは、人さらい。」
「なんだ、同族か…。なら、助けるとしますか!」
「え!!」
「いくぞ、出番だぞ、力を貸せ」
そのあと彼は信じられない名を口にした。
「‘リヴァイアサン’」
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