1話

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5分後、この一帯が血の海となりその中央に私と彼の二人だけが、形をとどめていた。 「ふう、抹殺完了…。じゃあな~、もう変な奴に絡まれるんじゃないぞ~」 と、少年が去ろうとしたとき。 「ちょっと!待ちなさい!」 マリアは、叫び。 「お願い、匿っ「いやだ。」 「え?」 「どうして俺があんたを助けなきゃいけない?今のは向こうが、ヤル気だったから対応したまでのこと。これ以降は、俺には関係ない」 「じゃあ、契約するわ!」 「…本気か?悪魔憑きとの契約の意味を分かって言ってるんだろうな?」 「ええ、こんななりでも私も悪魔憑きよ。」 「分かった…。とりあえず、場所を変えよう。ここは、血なまぐさすぎる…」 これが、私と彼との出会いだった。
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