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日本政府…!?
「なんで、、、」
なぜ政府が、こんな一端の研究に手を貸すのか。
話が見えてこない、、、
「…君は、さっきどんなゲームなのかと訊いたね?」
考えていると、溝野が話かけてきた。
「このプロジェクトは、うーん…例えば、昏睡状態の病人がいるとするね、その病人にVHWを取り付けると、仮想世界で君たちと会うことが可能になる。現実で話したくても意識不明なら話せないからね。勿論、感覚も現実となんら変わらないから、恋人同士なら抱きしめあうことも可能。そんな日本を目指し、我々は研究していたんだよ」
…すごい。
だけど、それなら、、、
舞乃がこの話に乗ろうと決心したのは、母の為、自分の為であった。
だが、今の話を聞くと、沢山の人々を救える。
「もしも我々に協力してくれる気があるなら、この日に電話してくれないかね」
明後日の日付。
ちょうど振替休日で休みだ。
「じゃあ、運転手に送っていってもらってくれ。
私はもうしばらく残る」
そこで、はっ、とした舞乃は、
「あの、お勘定!!」
と言い、走っていった。
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