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朝っぱらから、そんなやり取りをしていると騒がしく俺の携帯が鳴った。
「あぁ~分かった。廻してくれ‥。」
そう言い電話を切った。
「俺‥まだ結婚なんてする気ないし‥。仕事忙しいし‥。出掛けて来る‥。」
そう言い立ち上がろうとした。
「ま、待ちなさい一樹‥!!
三代目の後継者を今から考えて何が悪い‥!!
いいか一樹‥!!
一年後‥お前に婚約まで辿り着ける相手が現れなかったら、お見合いで結婚相手を決める‥!!
分かったな‥!!」
チッ‥頑固親父目
そうきたか‥。
「分かりました。
見合いなんて真っ平だ‥!!好きでもない女と結婚なんてしたくもない‥!!
結婚相手くらい自分で必ず見つけるよ‥!!」
捨て台詞のように言い放ち、俺は迎えの車に乗り込んだ。
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