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(ん‥?
どうかしたの?)
「お前‥自分で気付いてないの?」
(何が‥?)
一樹さんが何を言いたいのか‥私には解らなかった。
「今‥声出てた。」
えっ‥!?
声‥!?
気付かなかった。
何だか‥自然過ぎて‥
喋れないと思っていた事だし‥意識して‥声を出した訳でもない‥
じゃ~何故、今‥出たのかな‥?
「俺の愛の力だな‥!?
もっと聴かせろ‥!!」
一樹さんはそう言うと‥私に覆い被さって、優しく‥そして時には、激しく愛し始めた。
今度は‥自分でも確認できる。
優人を気にしながら‥と言うのは、言うまでもなく‥。
一樹さんの愛の力‥?
私は喋れないと言う事を決め付けていたのかも知れない。
それを‥昼間、一樹さんに喋れる‥と言われ‥決め付けが溶けた?
正に‥一樹さんの愛の力‥?
だったのかも知れないと思った。
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