racconto;1

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' 「あぁ、ゴメン駆。よそ見してて…」 顔を上げた俺を朔夜と駆は固まった表情で見る 「…どうした?」 「輝羅…額。」 「…額?」 ん?額って何処だ? 俺は首を傾げる それに気づいたのか、駆が自分の前髪をかき上げて、おでこを指差す 「…おでこ?」 俺は、額に触れる ヌルッとした触感に眉を寄せ自分の掌を見た 「…」 「…輝羅?」 大丈夫か?と心配そうに聞いてきた朔夜は、俺の顔を覗き込む 「…見てみて~血ぃ~」 .
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