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「あぁ、ゴメン駆。よそ見してて…」
顔を上げた俺を朔夜と駆は固まった表情で見る
「…どうした?」
「輝羅…額。」
「…額?」
ん?額って何処だ?
俺は首を傾げる
それに気づいたのか、駆が自分の前髪をかき上げて、おでこを指差す
「…おでこ?」
俺は、額に触れる
ヌルッとした触感に眉を寄せ自分の掌を見た
「…」
「…輝羅?」
大丈夫か?と心配そうに聞いてきた朔夜は、俺の顔を覗き込む
「…見てみて~血ぃ~」
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