第一話

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第一話

ねぇ、ミツ。 おバカなミツ。 知っていたかい? 僕が君をどれ程愛していたか、 きっと君は、 気づいていない。 桜を見ても、 夏の暑い陽射しを受けても、 燃えるように赤い紅葉を見ても、 木枯らしの冷たさを感じても 僕は君を思い出すんだ。 光栄に思いなさい。 君は僕なしでは生きられない。 そして僕も君のために生きる。 焔が、風無くして燃え盛れないように。
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