ゲーセンで出会った不思議な子の話

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ふてくされてるかと思ったが、そんなことはなかった。 にっこり笑うと、 「あぁ、見てたんですか、恥ずかしいです。 わたしああいうとこだとつい必死になっちゃって…」 と笑いながら話してくれたのには驚いた。 恐らく、ゲーセンにいるって段階で、 初対面の会話の壁ってのが数段なくなってるんだと思う。 お互いにゲーム好きだと分かってるし、 ここで自然な会話が生まれたのはゲーセンだったからだと思う。 そうすると彼女は面白そうに、 「煙草一本くれません?」と言ってきた。 俺「え、あ、吸うんですか?」 「吸わないけど、なんか見てたら…なんか」 この時点で薄々分かってたんだけど、 彼女は天然か変な人かよくワカラン人のいずれかだったw
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