プロローグ

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父親の仕事の都合で僕は引っ越す事になった。この時中3の冬休み。 最初は驚いたが、自分1人残るわけにもいけないので渋々承諾。 友人達にその事を伝えるとみんな悲しそうな顔をした。中には泣くものもいた。思わず僕も泣きそうになったが、そこは我慢した。 別れるときは・・・笑って別れたい。 お別れ会や送別会など開いてくれてホントに嬉しかった。と同時に別れたくないという気持ちが込み上げ、最後には思わず泣いてしまった。 そして月日は流れ、高校1年の春。あれほど死ぬ気で受験勉強したのに、編入試験はとても簡単だった。 春休みは引っ越しやら、編入手続きやらで忙しかったが、何とか無事に終わった。
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