僕=君

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「ねぇ、何で空が青いか知ってる?」 誰もいない教室で 君が僕に問う 「うん。知ってるよ」 彼女の名前はミク 僕はそれしか知らない まぁ、もう一つ言えば 多分同い年 そして、僕は彼女が好きだ 「ホント?やっぱさすがだわ智くん♪」 笑顔で僕を見てくれる 彼女とはこの教室でしか会えない 昼休み 空が一番青い時間 誰もいない教室 2人だけ 「ねぇミクちゃんはどう思う?どうやって出来たと思う?」 僕はこの時間が好き 大好き 「えー、智くん知ってるんだから教えてよー!」 困った顔をしていう 可愛いな 「いちおうだよ。ね?どう思う?」 むー って考え込むミクちゃん じっと見てたら 急に パァーッって顔を明るくさせて 「分かった!」 って 「なぁに?」 「あのね、あれだよ、青い星が落ちてきたんだ。または宇宙の欠片。」 宇宙って黒じゃん って僕が言ったら 「あれは濃いー青なの!!」 ほっぺを膨らまして 唇を尖らせて言うんだ あー ちゅうしたいw
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