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―もう、ダメだ…
と思ったが、私の運は尽きなかった。
どこからもなく一人の人間がカマキリを捕まえたのだった。
私はこのチャンスを逃さないために人間に見つからないよう急いで建物の中へと入った。
この時、私の運は使いきってしまったのだ。
入ってすぐに冷蔵庫の下へと潜り込もうと走ったその瞬間、巨大な足?
(人間の足は皆巨大だ)に踏み潰されてしまったのだ。
そして、虫の息の私はこうしてゴミ箱にいれられたのだった。
今、私の頭に浮かぶ言葉は 「短い一生だった。」
もう何も見えない。
私は・・・・・・・・・・
孤独だった。
完
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