4人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
何も言えないままやってきた卒業式。
本来なら今日でお別れの日だ...
「早いな~。もう次は中学生だよ?」
「そうだね!ゆりあ勉強できないよ~」
「ゆりあはバカだもんね...」
「陸ひどいよ~!陸だってそんな頭いいわけじゃないじゃん!」
「陸の方がゆりあよりは何倍もマシだろ 笑 」
こんな普通の会話も陸には辛く、重く、大きなものだった
もう卒業式が終わるころには陸は号泣していた
「グスッ...ズスッ...ヒック...」
「大丈夫?ちょっとヤバくない?」
ゆりあも翔太も、その他の人も気にしていた
だが、この涙の裏に隠された秘密は誰も知らなかった・・・。
最初のコメントを投稿しよう!