出会い

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迎えた中学校の入学式 陸が引っ越したことを翔太やゆりあは知らない。 陸はあのまま何も言えず親の仕事の関係で他県へ引っ越した 「おはよーゆりあ」 「おはよ翔太。陸まだ?」 「陸?もうすぐ入学式始まるのに来てないのか?」 結局陸は姿を現さなかった。 どこのクラスにも陸の名前はなかった。 陸の名前 “松本陸”はなかった ここで初めて陸がもうこの学校にいないことを理解した二人だった 「なんで...陸は転校しちゃったのか?」 「知らないよ...グスッ...もう...知らない!」 ゆりあは走ってどこかへ行ってしまったが翔太にも探す気力はなかった 絶望感 二人を襲う 二人の気持ちは “悲しみ” から “怒り” へと変わっていった あのおとなしくて、優しくて 人から嫌われるような人間でなかった人がたった一つのできごとで... 3人の関係を引き裂き、ぶち壊した。
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