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撤退準備が完了し
下士官から続々と脱出する中
男性は一人、自分に当てがわれた部屋で礼装に着替えていた
「大佐! ここでしたか……」
勲章を全て付けたところで男性の副官が部屋のドアを開けた
「シュナウザー、此処で何をしている?」
「それはこちらの台詞ですよ! 脱出の準備はできました、早く来てください!」
副官のシュナウザーは自身の上官を前に言った
だが、彼はゆっくりと答えた
「シュナウザー、早く行け……これは命令だ」
「大佐! それでは大佐は……」
副官の言葉に男性は笑って答えた
「シュナウザー、正直な話私は退屈していた……指揮官と言う立場は私にとって安全過ぎたのだ。
その分、出撃しなかった分のスコアを稼がねばな
相手は連合軍だ、喰いでがあるだろう?」
男性は笑って部屋を後にした
副官のシュナウザーはそんな彼の背中を見送り
敬礼で彼を送った
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