プロローグ……

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―連合軍側― 『敵は要塞を放棄、空軍も撤退していきます。』 連合軍の陣営に空軍から無線が入った その無線の内容に皆は歓声を上げる 要塞を失陥させた戦果は大きなものだ 皆が喜ぶ中 一本の無線が皆の表情を一変させた 『敵機接近! 相手は……レッドイーグル!は、早いっ!……ぐあーっ!……』 歓声が止んだ レッドイーグルとはそれほどに恐れられた機体だった 空では一方的なドッグファイトが行われていた 一機、また一機と弾薬を浪費させることもできず 為す術なく撃墜される戦闘機達 対空砲も赤き鷲を捉えることはできない しかし、その活躍も長くなかった 『ダダダ……カキン!』 「弾切れか……」 その場で敵戦闘機15機を戦闘不能にし、対空砲を軒並み撃ちまくったところで弾が切れ 無抵抗になった男性の機体に対空砲が殺到した 「チッ……」 当たる気はしない、だが無抵抗は敗北のようで嫌だった
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