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男性はスツーカに近寄る
その瞬間
空間に突如として裂け目が現れ
瞬く間に二機と男性を飲み込み、消えるように裂け目は閉じていった
「な、なんだここは?!」
男性の周囲は人間の目に囲まれた異常な景色の中
高さの感覚もわからないまま懸命に飛行を続けていく
「くっ……ぐあぁっ!」
謎の空間を飛行していた男性だったが
やがて突如機体の動きが強制的に停止し
男性はその際に強い衝撃を受けて気を失った
「ぐ……ここは?」
男性はゆっくりと立ち上がると辺りを見渡す
機体から投げ出されたのか謎の空間に一人だ
景色は飛行中と同じく暗闇ともつかない謎の空間に人間の目玉のようなものが多数あり
自分を見つめていた
「バルハラに行けたわけではなさそうだな」
男性はホルスターからルガーを抜くと
片手はサーベルにかけて辺りを警戒する
辺りは見れば見るほど胡散臭く不気味な景色
「化物の妖術か?」
「やだぁ、化物なんて言わないでよ」
突然聞こえた声に男性が振り返ると
金髪に紫色のドレスを着た少女がこちらに微笑みかけていた
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