広橋翼作品その1『色の支配者』

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俺は右手を天高く掲げ、勢いよく下ろした。瞬間、俺の周囲が爆ぜる。ボカーン! 【絶対、『ボカーン!』いらない】 瞬間、俺は左手から雷を出し、瞬間、右手には氷を出していた。 【『瞬間』って言いたいだけだろ】 俺は左手の氷を投げつけ、右手の雷を天高く掲げた。 【左右入れ替わってるよ。それから、右手どうなってるんだ?】
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