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「し、『シンジュウ』?」
「そっ♪『神獣』♪あ、もしかして知らない?」
「は…、はい」
「……『神獣』とは、神の化身だ。本来は決して姿を見せないが、時折地上に降り立つことがある。その時、仮の姿として獣の姿になる。」
聞いたことのない言葉に、今度はソウマが説明をする。
「…なるほど。何となくですが、だいたいのことは解りました。説明ありがとうございます。それで、『神獣』についてですが、私は関係ないです。」
「そっかぁ…。残念だったね、ソウマ」
「……うるさいぞ。ユイリ」
自分が神獣ではないことを、伝えると、少年達はガックリと肩を落とした。
それを見た雪は、居たたまれない気持ちになった。
「えっと…、なんか、ごめんなさい」
「えっ?あぁ、別に君を責めてるわけじゃないから、謝らなくてもいいよっ。ね?」
「えっ、あっ、えっと…」
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