再会と心境

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俺が何か行動する前に、亜夢が会長に近づいた 「あっ!!朱雀!!」 そして、やっぱり大声で会長を呼ぶ 呼ばれた会長は嬉しそうな顔して亜夢に抱きついた …うっわぁ…気持ちわりぃ… 男同士の恋愛に偏見なんてねぇとは言わねぇが、人より慣れているため、吐き気はしねぇぐらいの俺は… …それでも、気持ちわりぃとは思っちまう あたりまえだろ? 大体亜夢みたいなのを見て、抱きてぇとか思わねぇだろ普通 …まぁ、それを笑顔のしたに隠すのが俺だ。 もちろん怒りも全て笑顔の下に、な? 「コイツいい奴なんだぞ!!俺と友達になったんだ!!」 なってねぇよ、ってか指さすな糞が。 ニコニコニコニコ 「俺と仲良くしたいからすぐ謝ってくれたんだぞ!!いいやつだろ!!」 テメェと仲良くなんかなりたくねぇよ 大体謝れって言ったのテメエだろ? ニコニコニコニコ 「眼帯の下を今から見せてもらうはずだったのに、朱雀が邪魔したんだぞ!!謝れ!」 見せる気なんかねぇよ勝手に決めんな ニコニコニコニコ 会長が不満気な顔で謝ってきているときでも ニコニコニコニコ 全て笑顔の下に隠す そうじゃねぇと、俺の生きる世界では生きていけねぇ 中途半端な精神では、狂っちまうから …俺の場合、最初から狂っちまってるから…なぁ? …いいえ。と、返す間も笑い続ける そんな俺を見て満足した亜夢は、眼帯のことを忘れて、俺の名前を聞くことも忘れて、会長を褒めながら教室から出ていった。 その後も俺は、笑う、嗤う、哂う ,
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