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ため息をついたあと、呉羽は俺から視線を外した
そして、また俺を見る
絡む視線に居心地の悪さを感じながらも、俺は目を逸らしたりはしねぇ
隙は作らねぇほうが身の為だ
そう思って数秒間
……後で思えば、俺と呉羽は見つめあうという何とも気色のわりぃことをしていると、何故か呉羽の耳が赤くなった
はぁ?
なんだこいつきもいとか思うが、一応心配したフリをした方がいいと思い、声をかけようとしたら…
「…あっ、あんま見んなしっ…照れるし…」
…あ、なんだコイツ…ガチきもいわ
そう思った俺は、久しぶりに自分の脳が正常だ…と、を心から思えた
コレは誰でもきめぇだろ
何男に見られて赤くなってんだ
………あぁ……
そういやぁ、馨も照れたら耳赤くなってたな
そんな事を考えてしまい
………すぐに忘れようと、目の前の呉羽と向き合った
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