幕開け

17/27
前へ
/104ページ
次へ
俺は気が乗ってきて無意識に足を組む そして、電話帳を開き、電話をかける… PrrrrrrPrrrrrrPrrrrrr... 呼び出し音が3回鳴ったところで、相手が出た。 《…はい…》 聞こえてきたのは40代くらいの男の声。 「…あぁ、元気でしたか?新さん」 …俺の声を聞くと怯えてんのか、震え出す相手の声 《…お、俺じゃないっ! 俺が差しむけたんじゃ…》 自分より年下の餓鬼に怯える、いい年した大人……ダセェなぁ… 「…何言っているんですか?池田組を動かせるのは池田組当主のあなたしかいないでしょう?」 (…っ!……) 図星だったのか唾を飲み込む音がした そして、静かになる電話の向こう側 …多分、どうすればいいのか考えてんのかもしれねぇけどよぉ 残念ながら、お前はおしまいだ。 愁「…悪いけど、そういう駆け引き、てめぇみたいな雑魚とやる優しさなんか持ち合わしてねぇから… …さっさと死ねや…」 息を飲む音と、銃声の音…… 流石というか、なんというか 暗殺のプロは、死に逝く野郎に悲鳴も出させてくれねぇみたいだ。 俺は相手が居なくなったはずの向こうに呼びかける 「…おつかれ、帰っていいぞ、龍」 《…あぁ… …愁さん、その前に棗に変わってくれ》 酷く冷たい声の龍(リュウ)…如月組ってか、俺の配下の暗殺者の声は、いつもと変わらず俺の耳に心地いい 俺は耳からイヤホンを取り、棗に携帯を渡す。 「……」 棗は今まで俺の声を聞いていたのか、相手が誰かわかるようで、何も言わずに耳にイヤホンを付ける。 その後の2人のことは、何故か棗の機嫌が悪かったことぐらいしか知らねぇ。 ,

最初のコメントを投稿しよう!

858人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>