3人が本棚に入れています
本棚に追加
イライラしながら次のメールを見る。
「あ、さっきのメール自己紹介し忘れてた(-o-;)俺の名前は大河(タイガ)お仕事はホストで今はNo.1なんだ☆」
「…ホ…ホス…ホスト…」
なんであたしなんかに「ホスト」からメールが届くのっ!?
「ホスト」とか、あたしなんかと全く接点が無いのに。
しかも、No.1……
メールの文章の下には、ご丁寧に自分の写メが載せてある。
「…わぁ…」
…なんて、カッコいいんだろう。
不覚にもあたしは、そう思ってしまった。
そのNo.1「ホスト」は、カメラ目線で片手でピースをしている。
髪は金っぽいけど金じゃないような…不思議な色。目はくっきりとした二重で、くりくりとしたその目が大きくこちらを見つめている。
全てが完璧で、さすがNo.1だなぁ…と感心する。
…ま、あたしにカンケーないわ。
あたしは、知らない人と連絡を取るなんて馬鹿な真似はしない。
だって、こんな見に覚えがないサイトで知り合った人だよ?こんなイケメンなんだよ?絶対、詐欺に決まってんじゃん。
…だいたいさぁ~……
男なんて、信用出来ないよ。
最初のコメントを投稿しよう!