†第一章†

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イライラしながら次のメールを見る。 「あ、さっきのメール自己紹介し忘れてた(-o-;)俺の名前は大河(タイガ)お仕事はホストで今はNo.1なんだ☆」 「…ホ…ホス…ホスト…」 なんであたしなんかに「ホスト」からメールが届くのっ!? 「ホスト」とか、あたしなんかと全く接点が無いのに。 しかも、No.1…… メールの文章の下には、ご丁寧に自分の写メが載せてある。 「…わぁ…」 …なんて、カッコいいんだろう。 不覚にもあたしは、そう思ってしまった。 そのNo.1「ホスト」は、カメラ目線で片手でピースをしている。 髪は金っぽいけど金じゃないような…不思議な色。目はくっきりとした二重で、くりくりとしたその目が大きくこちらを見つめている。 全てが完璧で、さすがNo.1だなぁ…と感心する。 …ま、あたしにカンケーないわ。 あたしは、知らない人と連絡を取るなんて馬鹿な真似はしない。 だって、こんな見に覚えがないサイトで知り合った人だよ?こんなイケメンなんだよ?絶対、詐欺に決まってんじゃん。 …だいたいさぁ~…… 男なんて、信用出来ないよ。
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