†第一章†

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男なんて…… 気持ちを分かってくれないじゃん。 自分勝手でしょ。 どんなに甘い言葉を囁いても、うわべだけ。 結局は、裏切るんだ。 ―…そう、あたしは失恋したばっかり。 それも、浮気された上に振られて… しかも、あたしとは2年付き合ってたのに、付き合い始める前から別に彼女が居たんだって…。 気付かないなんて馬鹿だな、あたし。 今でも傷が癒えてないなんて、大馬鹿だな… 今思えば、思い当たる節は有った。 でも…ね、まだ。彼の事を忘れられないんだ。 自分で自分が分からないよ。 あんな酷いヤツ、好きじゃない、はずなのに。 まだあたしは引きずってて… また現実から逃げ出したくなる。 彼を忘れたくて、携帯も機種変した。 なのに…… 忘れてないし、逆に後悔してる。 それが悔しくて。 まだ私はもがいてるんだ。 この現実から出してーっ!! こんなの冗談だよねっ!? って。 だけど。 どんなにもがいても、あなたは戻って来てくれないんだ……
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