都市の機械人形たち

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それから、何度か休憩をとりながらも私たちは順調に進み続け、夕方には都市の入り口にたどり着いた。 都市は村よりも大きく、高層ビルがいくつもあるのがかなり遠くからも見ることができた。 明かりがついていたから都市には普通に人がいるのかもしれない。 「都市って大きいです」 麻美が驚いて言う。 そういえば、麻美、亜美、拓斗は都市に来るのははじめてだって言ってたっけ。 「この後の予定を入る前に伝えとくよ。  まず、寝泊まりできる場所を探して、次に事情を説明できそうな人を探す。まあ、人探しは明日からでもいいけどね」
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