都市の機械人形たち

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「いくつか知ってるから案内するよ」 はしゃいでる拓斗をなんとかつかまえて私たちはたつまの案内でホテルへと向かった。 たどり着いたホテルはかなりおおきく立派なところだった。 こんなところに勝手に泊まってしまっていいのだろうか…… 「いいんでしょ。見ている人なんていないんだし、ダメならダメっていいにくるわよ」 美優が何事もないようにそう言って一番に中に入っていく。 美優に続いてみんなも中に入っていく。 「里奈も入ろっ」 春乃に引っ張られて中に入る。 建物の中はずっと放置されてたようには見えなかった。 村と同じことが起きているなら一年は人がさわっていないはずなのに、ほこりがつもったりしている様子はない。
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