子どもたちの集い

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「明日、明後日はさすがにきついだろうから三日後。  準備は各自でちゃんとしとけよ。 ま、食事とかはこっちで用意しておくけど。」 悠が微笑みながら答える。 弟みたいに思っているのか、悠は拓斗には優しいのだ。 けしてほかの人に優しくないと言うわけではないが、ほかの人に対してよりも優しい言葉をかけるし、いつも世話をしている。 ちょっとうらやましいとも思うが、かわいがられすぎるのも子供扱いされているみたいでいやなので、里奈はなにも言わないことにしている。 「三日後、ね。みんな、それでいいかな?」 春乃の言葉にあるものは頷き、あるものは手や指で○を作って肯定を示す。 反対するような人はいないようだ。 まあ、反対していたのが悠くらいだったから当然なのだけど
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