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―――――――――― ――――――――― ノボリが聞き耳を立てる1時間前に遡りこの話は始まる。 残業中だったクラウドは、疲れたので気晴らしに少しタバコを吸いに行こうと事務室を出て通路を歩いていると、いきなり横から何者かに口を塞がれグイッと暗い部屋へと引き込まれた。 ガチャリと鍵が閉まる音。 「ウグッ!…うう!!」 咄嗟に口を塞ぐ手を剥がそうとするがびくともしない。 相手の腹に肘を入れようとしたがそれも、腕を拘束され、壁に押し付けられたことにより不可能になった。
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