恋せよ男

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クラウドは黙ってコーヒーを入れに行く。

余程、聞かれたくないのかクラウドの顔は青ざめていた。

クラウドが居なくなった所でトトメスはノボリに視線を戻した。

｢で、ボス。詳しくお聞かせ下さい｣

｢は、はい！………あ、あれは確か先週の金曜日の事でございます。私はその日の夜、最後の点検を終えて事務室に帰る所でした。途中、普段使われない部屋から何やら人の声がするので不思議に思い、扉に近寄り耳を澄ましてみました。すると、聴えてきたのはもう既に勤務時間を終えて帰ったはずのキャメロン様の声と残業でまだ残っているクラウド様の声でした。しかも、熱を帯びた卑猥な声でございました。｣

ノボリは純情なのか頬を赤らめて顔を伏せる。