2/33
前へ
/428ページ
次へ
数分車を飛ばし、トトメスの住むマンションに着いた。 玄関で家に上がるのを躊躇していたクラウドは突然、トトメスに担がれる。 「うわぁっ!!あ、あほぅ!降ろせ!」 「黙ってください。近所の方に迷惑が掛かりますから。」 「ッ………。」 そして、寝室へと連れて行かれ、ベットの上に落とされた。 一体トトメスのどこに30過ぎたオッサンを軽々と担ぐ力があるのか不思議だ。部屋の電気を点ける。 明るくなったその部屋は、綺麗に整っており、流石トトメスの部屋だと思わせる空間だ。 クラウドも初めてこの家に来た時は驚いていた。
/428ページ

最初のコメントを投稿しよう!

166人が本棚に入れています
本棚に追加