ひとまず世界を救う

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え~と… 「すいません。今なんて言いました?ちょっと聞こえなくて。」 「そうですか。ではもう一度。 あなたに世界を救って欲しいんです。」 ……… セカイヲスクッテホシイ せかいをすくってほしい 世界を救って欲しい うん。聞き違いじゃなければオレに世界を救えと… 「すいません。詳しく話を聞かせてもらってもいいですか?」 とりあえず事情を聞こう。 「はい。実は私のおじいちゃんが死んじゃって…おじいちゃんは古い骨董品とかを集めるのが趣味でしておじいちゃんの骨董品を整理していたら『あれ』が出てきたんです。」 ゴクッ 「あれとは?」 シリアスな雰囲気に生唾を飲み込んで先を促した。
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