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- - - - - - - - - - あの日はとても寒い日だった。 彼はいつもとは違う大きな旅行鞄を携えていて、僕はその取っ手について、早朝の駅前に立つ彼の横顔を見ていた。 今日は学校には行かないのだろうか。制服を着ていない。 夜半から降り続いた雪は辺りを白い光で包み、彼の吐く息まで白く風に溶ける。
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