時計

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   君は休まない。  きっと君は知っているのだろう。  君という存在意義を。  止まってしまえば  君は用無しになるということを。  君はそれを恐れて  ひたすら刻み続ける。  刻み続けた先にあるのが  それが〝永久の休息〟だということを  君は知らない……。  
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