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周りを見渡してみると目の前に陸が見える。
どうやらここは湖らしい。それに森の中か?
なんでオレが湖にいるかはいいとして、はやく陸に上がったほうがいいな。服が水分を吸ってとんでもなく重い。
泳いでなんとか陸にあがったオレはテキトーな場所に座って休憩する。
「ハァハァ…さすがに疲れたな…服を着たまま泳ぐのがこんなにツラいとは…」
それにしてもどうやらここは、森というよりジャングルにちかい気がする
さっき泳いできた湖は意外と小さく、水の中はかなり透明度が高いようだ。おまけにエメラルドグリーンだ。
「てゆーかなんでオレがこんな所…に…あれ?」
いくら頑張ってもここに来た経路が全く思い出せない。
頭からスッポリ抜けた感じだ。
「わからないことばかりだな…てか制服を着てるってことはオレは高校に行ってたんだよな?」
湖にいたせいでずぶ濡れだがオレはちゃんと制服を着ていた。
「ここで考えてもキリがないな。とりあえず歩いて様子でも見てみるか。もしかしたら近くに人がいるかもしれないし」
オレは立ち上がってジャングルの中を歩くことにした。
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