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「あのさ、なんで気を失ってたのか
ってのに返事もらってないんだけど~?」
「あっ、あぁ…一応俺が行ったら、やつら手を引いて……安心したのかな?後、かなり飲んでたから…」
要するに、やけ酒?をして酔っ払ったあたしに、酔っ払いが絡んで服を破られた、と?
で、絡まれてるのを助けてくれたのに安心してぶっ倒れたあたしを、拾って頂いた…?
あー……思ってたより大したこと無くて良かった…
それにしても馬鹿力だよね、いくら薄手のブラウスって言ったって…そう簡単に破れるもの?
脱力したあたしを心配そうに覗きこむ伊藤さんに、容赦のない言葉が投げ掛けられる。
「英の説明が悪すぎるよ~。あんな勿体ぶったら何事かと思うじゃん。ただ単に、絡まれて服が破けたってだけじゃん」
「絡まれて服が破けたなんて大事じゃないか!」
「ごめんね、こいつの説明心臓に悪かったよね~。るぅちゃんぶん殴っていいよ~」
「確かに殴るべきだな」
「えっ!なんで!」
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