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なんか、坂口さんが残念そうに舌打ちした気がしたけど…?
「はい、今日はどうしたのかな?」
優しそうな口髭の似合うメガネの先生……どこかで、会ったような?
「久しぶり~!隆哉パパ」
「久しぶりだね。翔くん、英俊くん」
ありがたい大澤さんの言葉で、なんか会った事があるような気がしたのは、坂口さんにそっくりだからだという事が分かった。
顔はそっくりなのに、雰囲気が違い過ぎるから分かんなかったんだ。
「とっとと、仕事をしろ」
「相変わらず隆哉は冷たいねぇ、さやかさんそっくりだよ」
「おい、バカ親父」
「さて、瑠璃ちゃんだったね?記憶が無いと聞いたんだけど、どんな感じで抜けてるのかな?」
なんか、怖~いオーラを全身から出してる坂口さんから、慌てたように目を反らして坂口先生は聞いてきた。
「あの…自分の事、自分に関係がある事を忘れちゃったみたいです」
「そっか、それは不安だろうね。頭が痛いとかは有るかな?」
その後、いくつか聞かれた事に答えて、シーティーすきゃん??頭を輪切りにして見る機械に入る事になった…
なんて恐ろしい
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