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「英はどう思う~?」 「あっ、うん。瑠璃ちゃんが良ければ」 少しはにかみながらうなずく姿が可愛くて、ついヨシヨシしたくなった……もちろんしてないよ?思っただけ。 「はい!…英ちゃん?」 「ん?」 「ちょっと呼んでみました」 「なに~、そのバカップルみたいなノリはぁ。僕が運転してるからって後ろでイチャイチャして~」 なぜか不満げな翔くんを軽く叩きながら。 「俺は名前にさんで構わない。くんやちゃんで呼びたかったら好きにしろ、もちろん呼び捨てでも構わないが?」 そう隆哉さんが言った。 「た、隆哉さんって呼ばさして頂きます!」 「だから固いよ~。はい、とーちゃくー」 帰りは話しながらだったからか車酔いをしないで済んだあたしは、なぜかまたもや…英ちゃんに運ばれている。 「あの…歩けますよ?」 「隆哉ママに絶対安静って言われたでしょ?」 「でも…」 「ずる~い!僕もるぅちゃん抱っこしたい~」 「……?」 「……。」 「……。」 なんでずるいんだろ?重くて申し訳ないのに…… もしかして…お姫さま抱っこされたいとか?って違うか……
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