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「最初に発見したのが英で、僕が次に見つけたんだよね~」
「不動産屋に案内された順番だな」
「でも、俺が一人で住むには広すぎるし、家賃も安くなってるとはいえ一人で払うには高いから迷ってたんだよね。
だから隆哉に一緒に住まないか?って言われた時はホッとした」
「俺は英にだけ言ったんだが、余計な物がついてきた」
………仲良し…?なんだよね?
「あっ、るぅちゃんが家事するときは踏み台必要だよね~」
「小さいからな」
「……3人から見たら大概の人がチビなんじゃないかなぁ……あたしが特別ちっちゃい訳じゃないもん……」
下を向きながらブツブツつぶやくと
「今日身長も計ったよね?何㎝だった?」
英ちゃんが、あたしの頭に手を置いて追い討ちをかけた。
「……150.3㎝」
「ちっちゃ~い!英と40㎝も違うよ~」
うぅ……だから言いたくなかったのに……
「小学生だな」
うっ、隆哉さんの言葉が心臓に刺さる……
「ちっちゃくて可愛いじゃん?」
優しく頭を撫でる手が、余計にこたえます……英ちゃん。
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