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「隆哉さんと英ちゃんは何のお仕事してる……の？」
「俺は医者だ」
「隆哉は超エリートだよ～」
口を挟む翔くんの頭をグリグリしながら、淡々と返事をする隆哉さん。
「じゃあ、あの病院で……？」
「まさか、あんな身内だらけの病院じゃ息が詰まるからな」
そこで、みんなの視線が英ちゃんの方に移動した。
「あっ、俺？俺はこれでも教師だよ」
「英はね高校の先生～、まわりには女子高生はべらせてんの。ずるいよね～JKだらけ～」
ベシッ
「お前と一緒にするな！」
「………」
翔くんの説明に英ちゃんがけっこう強く頭を叩く。
グリグリされたり叩かれたり大変だなぁ、翔くんは。
「いてて……あと何か聞きたいことある～？」
一時ドライヤーを中断して、翔くんは自分の頭をさすっている。
「あの………皆さん、そのぉ……彼女さんとか居るんですか？」
だって居たら、彼女さんに申し訳ないもん……
いくらこんなちんちくりんでも、同じ屋根のしたでお世話になるなんて、いい気がしないよね？
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