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「るぅちゃん何してんの?
英はね~、バスケ部のコーチしてるんだよね。だから選手並みに動いたりして、いつもこの時間は飢えてんの~」
「う…えてる…」
なんか急いで作らなきゃ、いけない気がする!
焼き上がった餃子と、中華スープをテーブルに急いで運んだ。
…ッ!
「何してんだっ!そんなに動いたらダメだろ!」
「…ちょっとだもん」
あたしの表情が一瞬歪んだのを見て、側に駆け寄ってくれた英ちゃんに、少し強めに怒られた。
「翔も!急かすような事言うなよ!」
「ごめん、るぅちゃん。そんなつもりはなかったんだけど…」
「あっ…ごめんなさい」
あたしが馬鹿な事したから、翔くんまで怒られちゃった…
「気にするな。翔が怒られるのは、いつもの事だ」
ポンっと頭の上に手を置いて、慰めるように隆哉さんが言ってくれた…けど…
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