第二章

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スノウはドアを開け、 背の高いラウを見上げる。 「どうかなさいましたか?」 「あ、いや。スノウちゃん  お風呂入りたいかなと思って。  大浴場はみんな23時にならないと  使わないから今使っていいよ。  それに明日、仕立て屋さんくるからさ。」 「本当ですか!?ありがとうございます!!  ・・・って仕立て屋さん?」 「うん。スノウちゃんのそのワンピースは  シンプルだけど逆に目立つんだ。  だから、スノウちゃん用の  制服作ろうかなって思ってね。  そしたら、下級生たちに  みつかってもリーチェだと  思ってくれるかもしれないしね。」 ・・・幽霊に間違われるのはちょっと・・・。 なんて思いながらも、スノウは少し制服を着てみたいと わくわくしていた。 しかも、お風呂に入れるのはものすごく嬉しい。 ちょうど汗でベトついていたところだ。
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