59人が本棚に入れています
本棚に追加
スノウはドアを開け、
背の高いラウを見上げる。
「どうかなさいましたか?」
「あ、いや。スノウちゃん
お風呂入りたいかなと思って。
大浴場はみんな23時にならないと
使わないから今使っていいよ。
それに明日、仕立て屋さんくるからさ。」
「本当ですか!?ありがとうございます!!
・・・って仕立て屋さん?」
「うん。スノウちゃんのそのワンピースは
シンプルだけど逆に目立つんだ。
だから、スノウちゃん用の
制服作ろうかなって思ってね。
そしたら、下級生たちに
みつかってもリーチェだと
思ってくれるかもしれないしね。」
・・・幽霊に間違われるのはちょっと・・・。
なんて思いながらも、スノウは少し制服を着てみたいと
わくわくしていた。
しかも、お風呂に入れるのはものすごく嬉しい。
ちょうど汗でベトついていたところだ。
最初のコメントを投稿しよう!