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「由依……子。菊池…由依子?」 ここだけの話で済めばいい。 人事にさえ騒がれなければ…三井さんだって私達の関係を知っているのたから。 しかし、この壱城柊という男。 これからの私達の障害になるだなんて一体誰が思っただろう。 私と叶多は確かに繋がっているけれど、小指と小指に結ばれた赤い糸というものはがんじがらめになっていてどうやら一筋縄ではいかない運命らしい。
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