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「はぁ…またか。」
保健室で体温を計っていた俺はその体温計に写し出された数字に溜め息。
「詩季君どやったぁ?」
関西弁の保険医は保険医とは思えないほどチャラい。
失礼だけど…本当の事だし。
オレンジ色の髪で前髪をあげてピンどめでばつをつくっている。
「37度8分…」
自嘲気味に言うと笑顔で大丈夫?と聞いてくる。
大丈夫じゃない。
「この頃体調悪いねー
なんか心当たりある?」
「あー多分。この頃窓とか開けっ放しで寝てるせいかなって思うんですけど。家、風通しいいんで。」
「あーそれやな
ちゃんと室温管理しなあかんやん。」
「はい…すみません...」
早退した。
「あー"体だりぃ」
家に帰ってベッドにダイブするとそのまま眠りに落ちた。
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