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悲しげに私を見つめてから詩織は言った。
「……イヤよ。」
予想通りの反応……
でもまだ諦めない!!
詩織にまたサッカーを好きになってほしい。
……そうすれば詩織に詩織自身を許すチャンスが来るかもしれないから。
「ほら、とりあえず一緒に部室に見に行くだけでいいから。
ね、一緒にサッカー部の部室行こうよ!!」
私が何度頼んでも
「………」
詩織は黙ったきりだ。
やっぱり……ダメか。
詩織のサッカーへのトラウマは私の想像以上に大きいのかな……
「やっぱりサッカーはまだイヤだよね?
無理に誘ってごめん……」
今はまだ諦めるしかないのか。
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