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「待って。」
突然腕を捕まれた。
「……部室を見に行くだけでいいのよね?」
詩織が少しムスッとしつつも聞いてきた。
「え、詩織も一緒にマネージャーやってくれるの!?」
「部室に行くだけよ、行くだけ!!」
「でもめっちゃ嬉しい!!」
「分かったからさっさと部室行くわよ。」
詩織ははしゃぎすぎの私に呆れつつも自分から部室に歩き始めてくれた。
きっと詩織は部室に行きたくなんかないのに私と来てくれるんだね。
きっと私を心配して。
なんだかんだ詩織は…優しい。
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