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教室に2人で笑いながら駆け込むと…
…ほとんどの人が静かに座っていてかなり目立ってしまった。
「早く席に座らないと…
後でね。」
小声で詩織に声をかけて急いで席についた。
席に座ると、隣の席の男の子が話しかけてきた。
「深野さんだよね?
俺は小林 慎吾!!
席隣だしよろしく!!」
入学式前にクラス全員が自己紹介したのに私は…
隣の席の小林君の名前さえ覚えてなかった!!
詩織と同じクラスってことが嬉しくて浮かれてたからね。
ごめんね、小林君…
「あ、よろしくね。」
内心で謝りつつ返事をする。
「ところで何部に入るか決めた?」
唐突に小林君が聞いてきた。
「サッカー部のマネージャーやろうかなって思ってるよ。」
「マジで!?
俺もサッカー部に入ろうと思ってたんだ!!
早速部活の仲間が出来て嬉しいよ。」
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