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「夢緋、契約してほしい」
夢緋の耳元で囁く。
「・・・うん♪」
そう言って夢緋が服に手を突っ込み紙を取り出して緋影に渡す。
ってかどっから取り出してんだ。
緋影は服の中が見えないように目をそらした。
「はい。」
夢緋がその紙を緋影の手に少し強引に握らせた。
「その紙に書かれているのは契約の言葉。」
「そうか、これを読むんだな」
「そうだよ。そして・・・」
「そして?まだなにかあるのか?」
緋影が聞くと、少し夢緋が顔を赤らめる。
緋影には意味がわからなかった。
少し待つと夢緋が口を開いた。
「・・・キス」
「・・・・・・・・・がはっ!」
緋影は吐血した。
今のはダメだろ・・・!
赤面しながら上目づかいによる猛攻撃。
さっきもキスはされたが意味合いが違う。
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