僕は、まだ…

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晋作「お、着いたぞ!」 そんな声で顔をあげれば、 緋翠「なかなか大きいお屋敷ですね。」 浪士組の屯所よりは間違いなく大きいですよ… 栄太郎「当分はここに住むからね。」 緋翠「ここが例の…」 例の、晋作が作ったという奇兵隊の屯所。 そしてついこの間、罷免したという…… それはさておき、 あのバカは一体どんな脅しをしたんでしょうね… 晋作「お、おい。お前すっげえ失礼なこと考えたろ…」 緋翠「いいえ?どうやって脅したのかなんて考えてませんよ?」 晋作「考えてんじゃねえか!!」 うるさいですね… 背は小さいくせに声は大きいんですから… 栄太郎「晋作、うるさいよ。 背が低いくせに…。」 あ、しょげましたね。 玄瑞「中に入りましょうか。」 緋翠「そうですね。」 晋作以外は屋敷の中に入った。
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